9月に入りましたが、秋の気配はまだ感じられませんね。
夏バテでしばらく更新が途切れてしまい、申し訳ございませんでした。
今回は、クレスリー・コールの二度目のRITA賞受賞を記念して、〈ローア〉シリーズをおさらいしたいと思います。
そもそも〈ローア〉とは、「人間」以外の生き物が形成している社会で、人間にはあえて想像の産物だと思わせておいて、ひそかに共存しています。ヴァルキリー、ライキー、ヴァンパイア、デーモン、魔女など種族は多数。基本的には不死ですが、ほとんどの種族は首を切り落とされれば死にます。ヴァンパイアは太陽に焼かれることでも死んでしまいます。
それでは、本文の用語解説をもとにそれぞれの種族についてご説明しましょう。
ヴァルキリー(戦乙女)
戦場で命を落とした女戦士が、神オーディンと女神フレイアの雷によって生き返り、不死の娘を産んだのが起源。どのヴァルキリーもそうして生まれ、地上の電気エネルギーを糧としています。戦士の勇気と女神の美貌、そして神の奸智を受け継ぐ、〈ローア〉のなかでもひときわ魅力的な存在です。
ライキー(人狼)
ケルトの勇猛な戦士が狼によって命を落とし、そののちに狼の性質を持った不死の者としてよみがえったのが起源。うちに秘めた狼の"獣性"を解き放つことで力が増大します。それぞれのライキーは"伴侶"と結ばれる運命にあり、伴侶を求める勢いにはすさまじいものがあります。
ヴァンパイア(吸血鬼)
血を糧とし、瞬間移動の能力を持つ。犠牲者を死に至らしめるまで飲むことを繰り返すと、目が赤くなり、正気を失っていきます。ライキーの"伴侶"と同様、ヴァンパイアも"花嫁"と結ばれる運命にあります。ロシアで勢力を振るう一党〈ホルド〉に対し、対抗する反乱軍〈フォーベアーズ〉があり、後者のヴァンパイアは、王を除き、元人間。〈ローア〉の種族のほとんどが〈ホルド〉と敵対しています。
魔女
魔法の力を持つ不死の者。善に仕える者も、悪に仕える者もいます。〈ローア〉の世界で魔法を売っていて、"魔法屋"の蔑称で呼ばれることも。魔女の力は、戦士、治癒者、魔術師、千里眼、呪術師の5つの階級に特化され、ふつうはそのうちの1つから3つの力を持って生まれます。
デーモン
激情のデーモン、嵐のデーモン、炎のデーモン、野生のデーモンなど、デーモンの種類は多岐にわたり、そのそれぞれが王をたて、君主国家を成しています。ほとんどのデーモンはヴァンパイアと同じように瞬間移動の能力を持ち、〈ホルド〉と手を組む王国もあります。運命に定められた相手がいるかどうかは、デーモンの種類によります。
シリーズ1作目『満月の夜に』では、ヴァルキリーとヴァンパイアのハーフとライキー、2作目『時の扉を開いて』では、ヴァルキリーとヴァンパイア、3作目『鏡のなかの魔女』では、魔女とライキーの恋が描かれました。
さて、4作目は、どういう組み合わせになりますでしょうか。
最新作につきましては、次回詳しくご紹介いたします。
どうぞ、お楽しみに!
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